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ゲノム問題検討会議セミナー 生まれてくるいのちの選別をめぐって 着床前・出生前検査の急拡大を問い直す

生まれてくるいのちの選別に関わる技術が、いま一斉に大きな転機を迎えています。

体外受精をして受精卵の遺伝子や染色体を調べることで「病気や障害のある受精卵」や「流産しやすい受精卵」を排除する着床前検査は、2022年に向けて、検査対象を一気に拡げる方向で、日本産科婦人科学会が規定の改訂を進めています。

検査対象の拡大は、受精卵の検査や操作への社会心理的ハードルを下げ、体外受精や遺伝子検査の拡充といのちの選別の推進につながっていく可能性があります。また、着床前検査で廃棄予定の疾患胚・染色体異数胚は、余剰胚としてゲノム編集・iPS細胞研究の材料となる可能性もあります。

こうした展開は、人のいのちを選んだりつくり変えたりすることに抵抗がなく、差別を当然とするような社会への道を開くことになりかねません。長期的には、よい人の種を育てることをよしとする優生社会が訪れることすら危惧せざるをえないのです。

妊婦の血液で胎児に障害がある可能性を調べるNIPT(新型出生前検査)は、日本産科婦人科学会が行なっていた議論を国が引きとり、「検査の情報を積極的に知らせる必要はない」という従来の方針から、「情報提供を行なっていく」方針に大きく舵を切りました。

今後の議論は日本医学会に設けられた運営委員会で進みますが、国(厚労省)がオブザーバー参画し、実施施設の審査や認証なども担うことになります。いのちの選別に関わる技術に、国がどう関与していくかに注目していく必要があります。

 いのちの始まりに関わる科学技術が急速に前進し、適用範囲を拡大しようとしている今、多くの市民に、こうした動向についての情報は届かず、それがもたらすものが何かを考える機会もないままに、事態が進んでいるようにみえます。

このセミナーでは、「生まれてくるいのちの選別」をめぐる問題に、異なる視点から取り組んできた方々に、それぞれの問題意識をうかがい、ともに考えていく場としたいと思います。

日時 :2022116日(日)、1330分〜17時 13時受付

形式 :オンライン(Zoom

発題者と演題:久具宏司(東京都立墨東病院 産婦人科部長)

「着床前・出生前検査から見えてきた、医療技術と生命倫理のディレンマ」

    利光恵子(グループ生殖医療と差別、立命館大学生存学研究所)

「いのちの選別がもたらすもの   

  ―着床前・出生前検査をめぐる論争から考える」

    齋藤有紀子(北里大学医学部附属医学教育研究開発センター 准教授) 

「出生前・着床前検査がもたらす女性へのスティグマ」

千葉紀和(毎日新聞記者、ルポ「命の選別」誰が弱者を切り捨てるのか?著者)

「命の選別ビジネスと繰り返される国家の罪」

司会 : 島薗進(上智大学グリーフケア研究所、東京大学名誉教授)

参加方法 : 事前予約必須(予約受付期間は即日から113日まで)

予約方法:予約はセミナー名「生まれてくるいのちの選別をめぐって」(必須)、名前

    (必須)、連絡先(E-mail 必須)を明記の上、下記 E-mail 先へ申込みください。

E-mail: jreikochan@yahoo.co.jp 神野玲子こちらからもお申し込みできます。

E-mail アドレスを誤ると参加案内が送れませんので注意を!

参加費 :1,000円 事前に1月13日までに下記に振込みください(寄付もお受けします)

    【郵便局からのご送金】の場合 口座番号10290-70860881

    【他行からのご送金】の場合 ゆうちょ銀行 028店(セロニハチ) 普通 7086088             

  口座名義 神野玲子

当日案内:振り込み確認後、案内および Zoom URL を1月13日頃メールにて お送りい

     たします。

主催  : ゲノム問題検討会議   https://www.gnomeke06.net/

問い合わせ:携帯番号:090ー2669ー0413

当日プログラム

 1330      開会挨拶・趣旨説明 島薗進

 13401415  久具宏司

 14151440  利光恵子

 14401445 休憩

 14451510  齋藤有紀子

 15101535 千葉紀和

 15351545  休憩

 15451650  討議・質疑応答

 16501700  島薗進.・神野玲子 まとめ・閉会挨拶

以上



by BR2305080 | 2021-12-08 19:59 | Comments(0)